離乳食中期の鶏むね肉、なぜ「パサパサ」になるの?
離乳食中期(もぐもぐ期)に入ると、白身魚だけでなく、鶏肉(特にささみやむね肉)に挑戦し始めます。しかし、鶏むね肉は脂質が少なくヘルシーな反面、加熱すると水分が抜けて繊維が硬くなりやすいのが難点です。赤ちゃんが「オエッ」としてしまったり、べーっと出してしまう原因の多くは、この独特のパサつきにあります。
従来の「茹でてから細かく刻む」方法では、どうしても繊維が残ってしまいがちです。そこで今回ご紹介するのが、「冷凍鶏むね肉をすりおろす」という画期的なテクニックです。この方法なら、加熱前から肉の繊維を極限まで細かくできるため、まるでお豆腐のような口当たりを実現できます。
材料(1回分目安):
- 7倍がゆ:50~80g
- 冷凍鶏むね肉(皮なし):10g
- だし汁(昆布や野菜だし):大さじ1
- お好みの野菜(にんじん、ほうれん草など):適量
調理時間: 約10分
対象: 離乳食中期(7〜8ヶ月頃〜)
調理法:
- あらかじめ鶏むね肉は皮を取り除き、使いやすい大きさにカットして冷凍しておきます。
- 鍋に7倍がゆとだし汁を入れ、弱火にかけます。
- 凍ったままの鶏むね肉を、おろし金で直接おかゆの中にすりおろし入れます。
- 全体をよく混ぜながら、鶏肉にしっかり火が通るまで2~3分加熱します。
- 肉の色が完全に変わり、おかゆに馴染んだら完成です。
究極の滑らかさを作る「すりおろし」の極意
このレシピの最大の特徴は、「生のまま凍らせて、凍った状態ですりおろす」ことです。茹でた肉をすり鉢で潰す手間が省けるだけでなく、加熱による収縮が起こる前に繊維を断ち切るため、仕上がりが圧倒的にソフトになります。
すりおろす際、鶏肉が小さくなると指を怪我する恐れがあります。最後の方はすりおろさず、大人の料理に使うか、包丁で叩いて使用するようにしましょう。
栄養面でのメリットと食材の選び方
鶏むね肉は、赤ちゃんの成長に欠かせない良質なタンパク質が豊富です。また、ビタミンB6も含んでおり、免疫機能の維持や皮膚の健康にも役立ちます。
| 成分 | 期待できる効果 |
|---|---|
| タンパク質 | 筋肉や血液、骨を作る重要な材料 |
| ビタミンA | 粘膜や皮膚の保護、視力の維持 |
| 脂質(少なめ) | 未発達な赤ちゃんの消化器官に負担をかけにくい |
離乳食に使う際は、必ず「皮」と「脂肪(黄色い部分)」を丁寧に取り除いてください。これらは消化に時間がかかり、赤ちゃんの胃腸の負担になることがあります。
さらに美味しく!おすすめの組み合わせ野菜
鶏むね肉は淡白な味なので、野菜の甘みをプラスすると赤ちゃんも喜びます。特に以下の野菜との相性は抜群です。
- にんじん・かぼちゃ:甘みが強く、鶏肉の旨味を引き立てます。
- ほうれん草・小松菜:不足しがちな鉄分を補えます。
- 玉ねぎ:甘みだけでなく、お肉をより柔らかく感じさせる効果があります。
調理とストックの時短術
毎食すりおろすのが大変な場合は、まとめて作って冷凍保存しましょう。離乳食専用の冷凍トレーを使えば、1食分ずつ取り出せるので非常に便利です。保存期間は1週間程度を目安に使い切るようにしましょう。
レンジで解凍すると水分が飛びやすいため、少量の水やだし汁を足してから加熱すると、パサつきを防いで「しっとり」が復活します。
- ✅ 冷凍したままの鶏むね肉をすりおろすことで、パサつきのない究極の滑らかさを実現。
- ✅ 皮と脂肪を完璧に取り除くことが、赤ちゃんの消化への負担を減らす鍵。
- ✅ だし汁を活用することで、調味料なしでも深みのある味になり、赤ちゃんの食欲を刺激。
- ✅ ストックは1週間を目安に。解凍時は水分を足して、しっとり感をキープするのがポイント。
❓ よくある質問 (FAQ)
Q1: 鶏ささみでも同じように作れますか?
A: はい、ささみでも同様に作れます。ささみの場合は、真ん中にある白い「筋」をしっかり取り除いてから冷凍してください。
Q2: 鶏肉に完全に火が通ったか不安です。
A: お肉が白っぽく変色し、おかゆ全体がフツフツと沸騰している状態で2分ほど煮込めば安心です。すりおろしたお肉は粒子が細かいため、火が通るのも非常に早いです。
Q3: 解凍後にボソボソしてしまいました。
A: 電子レンジで加熱しすぎた可能性があります。少しずつ(20秒ずつなど)加熱し、途中で混ぜて様子を見てください。水溶き片栗粉で少しとろみをつけると食べやすくなります。
離乳食作りは毎日のことなので、少しでも楽に、そして赤ちゃんが喜んでくれるものを作りたいですよね。この「冷凍すりおろし法」は、一度覚えると手放せないテクニックです。ぜひ明日の離乳食から取り入れてみてください!
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